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2013年10月28日

島々を飛び回る精神科医

先週ですが、グループ機関誌 徳洲新聞にて

当院の精神科医山田治夫医師の記事が掲載されてました!

是非、ご一読ください!

島々を飛び回る精神科医
孤立感解消が最優先

山田医師は1カ月に延べ21日、離島で診療。
移動日も含めると「奄美が大好きなのですが、なかなか観光の時間がありません」
全国的に精神疾患の患者数が増加し、精神科医不足が深刻化するなか、離島・へき地の精神科医療をどう守るか――。

この課題に巡回診療という形で応えているのが、徳洲会グループの笠利病院(鹿児島県)に所属する山田治夫・精神科医だ。山田医師は同院を起点とし、同じ奄美群島の喜界徳洲会病院、沖永良部徳洲会病院、与論徳洲会病院で、各院の患者数に合わせてそれぞれ月に3~9日間、精神科または心療内科を"開設"している。
「患者さんに都市部の病院まで来院してもらうのではなく、医師側が患者さんのもとに赴く姿勢が大切です。医師が島に行くことで、患者さんの生活環境に対する理解も深まります」と山田医師。
徳洲会に入職した3年前から巡回診療を開始し、徐々に口コミで患者数が増加、今は2カ月先まで予約が埋まっている島もある。

離島精神科医療の特徴は、都市部に比べて高齢の方のうつや不安障害が多いことだという。
これは独居高齢者が多く、住民の多くが農業に就いているため、昨今の異常気象などで収入が不安定となり、将来に対する強い不透明感のまん延が原因と山田医師は分析。

初診は1時間近くかけて、じっくりと患者さんの話を聞く
「誰にも相談できない孤立感」が病状悪化の引き金になることが多いため、山田医師は初診時に家族が付き添って来院した場合、家族の手で薬剤を口元まで運んでもらうなど工夫している。

投薬による変化を目の当たりにすることで、「普通の生活は難しい」と半ば諦めている家族に、治療によってコントロールできることを理解してもらうとともに、触れ合うことの大切さを思い出してもらうためだ。

「落ち着いた患者さんと手をつないで帰宅されたご家族もいました」

島々を飛び回る精神科医
独居の方は適正な薬剤投与で落ち着いてから、高齢者参加型のコミュニティなどを紹介している。「人の心は、人(の言動)によって傷つきますが、癒やすことができるのもまた人なのです」と、山田医師は孤立感の解消が最優先であることを強調。

山田医師は今年で73歳になるが、「私を必要としてくれる患者さんがいる限り頑張ります」と力強く宣言。

ただ、「精神科は患者さんと医師との相性が重視される診療科。どんなに良い診療をしても合う・合わないがあるため、他にも徳洲会病院で巡回診療してくれる医師がいると心強いですね。徳洲会の『離島やへき地に医療を持ち込む』という考え方を絶やさないようにしたい」と、後進にも期待を寄せている。

徳洲新聞の記事→http://www.tokushukai.or.jp/media/news/shinbun900.php

山田医師の診療等に関する問い合わせは、
笠利病院 0997-55-2222(代表)まで


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Posted by 笠利病院 at 15:20│Comments(0)お知らせ
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