2020年06月20日
モノは大切に
笠利病院だよりを御覧の皆さん、こんにちは!リハビリテーション科です。
リハビリテーション科では、院内で使っている車椅子や歩行車のメンテナンスや修理を行っています。内容は、タイヤのパンクやブレーキの不具合など、様々です。頑丈にみえますが、意外と不具合が多く発生し、ちょくちょく修理を頼まれます。
今回の依頼はリクライニング車椅子のシートベルトの破損。何年も使っているので、ベルトの固定部品が破損して交換が必要でした。
修理担当は、リハビリ助手のSさん。ベルトを外すのには、タイヤとシートのビスを外さないといけないのですが、ビスが錆びてて回らず、悪戦苦闘。ハンマーを使ってみたり、時間をかけてようやく外すことができました。年季が入った車椅子修理は容易ではないです。
趣味が車いじりである事や、子供の頃によく捨ててあった自転車を解体して部品取りしてたそうで、修理のウデはプロ級です!
修理はリハビリ室で。外来患者様も見慣れた感じで、これが普通の光景になってます(笑)
新しいベルトはアマゾンで1300円で購入しました。車用のシートベルトを利用して、なるべく安いモノをチョイスしました。しかし、長さが足りなかったためミシンで縫って、元のベルトとつなぎ合わせる必要が・・・総力戦です。
見事に交換できました!あーでもない、こうでもない、と、時間をかけて方法を模索しながらやったので、完了した時はけっこう感動でした。全部で6台のリクライニング車椅子のベルトを交換しました。
完了写真。ベルト交換だけですが、見た目が良くなりました。
リクライニング車椅子は、十数万円とけっこうな値段がします。壊れたからといって容易に購入できるモノではありません。
普段からマメなメンテナンスと丁寧な扱いをして、モノを大切にしていきたいと思います。
Posted by 笠利病院 at 13:14│Comments(0)
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